井上尚弥、次は東京ドームでネリ戦か 「雑魚と楽な試合する気もない」と豪語する“悪童”との対戦実現のカギは?
当人もやる気は十分だ。母国のポッドキャスト番組『Zanfer Boxing』に出演した際に「俺はただ戦うために日本に戻るつもりはないし、できることならアメリカでやりたいと」と語りつつ、「俺はピカソ(レベルの低い相手に対する皮肉)みたいな雑魚と楽な試合する気もないんだ。俺が戦うのはイノウエみたいなタフな相手だけ」と断言していた。
何かと井上に対して挑発的な言動を繰り返してきた。それだけに対戦が実現すれば、日本のファンにとっても鬱憤を晴らす絶好の機会ともなる。もっとも、ネリは2017年と18年にWBC世界バンタム級タイトルマッチで山中慎介氏と2度対戦し、ドーピング違反と体重超過が判明。日本ボクシングコミッション(JBC)から日本での活動停止処分が下され、事実上の永久追放となっている。この厳罰が解除されるかどうかは日本開催に向けたポイントとなる。
果たして、モンスターの次なるターゲットはメキシコの悪童か、それとも別にあるのか。水面下で進む交渉の行方に注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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