3階級差のデービス戦は「空想の産物」 パッキャオ母国識者が井上尚弥を称賛「彼は肉体の限界を認識している」
さらにトレンティーノ氏は、8階級を制した母国の英雄マニー・パッキャオ(フィリピン)を引き合いに出し、「前人未到の偉業をやってのけた我らがパッキャオでさえ、契約書にキャッチウェイト条項を入れるなど、慎重にその道を歩んできた」と強調。そして、次のように結論付けている。
「イノウエとデービスの体重差は、理想的なキャッチウェイトを見つけるには差が大きすぎる。何よりもイノウエは自らの肉体の限界を明確に認識している。108ポンドからスタートした彼にとって、135ポンドまでの増量は無理がある。
おそらく彼は2025年にはフェザー級で戦いを繰り広げることになるだろう。ただ、その頃には、デービスは少なくともウェルター級にまで増量している。そうした現実を見ても、両雄の対戦は、空想の産物にとどまる運命にある」
やはりデービスとの対戦は、本人たちも認める通り、非現実的というほかにない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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