井上尚弥との東京ドーム決戦に米放送局も熱視線 ネリと日本の“因縁”には皮肉「悪評は満員にするのに役立つ」
また、同局は過去2戦2勝で、WBA1位として井上への正当な挑戦権を得たネリについても、「大番狂わせを成功させる期待もある」と強調。一方で、2017年と18年に行われた山中慎介との対戦の際にドーピング違反と体重超過のトラブルを起こし、王座剥奪とともに、日本ボクシングコミッション(JBC)から日本で無期限資格停止処分が下されていた29歳の過去に触れ、「日本で波紋を呼んだことがある男だ」と論じ、「ネリに対する日本国内での悪評は、東京ドームを満員にするのに役立つだろう」と皮肉を記している。
なお、ネリのJBCからの処分が異例の解除となった今回の対戦では、事前計量(30日前、15日前、7日前)とVADAによる抜き打ちのドーピング検査も義務付けるという厳格なチェックが両陣営に求められている。ゆえに万が一にも問題は起きないとかんがえられてはいる。
日本との因縁も渦巻く今回の一戦で、井上はいかなるパフォーマンスを見せるのか。日本が生んだ怪物とメキシコの悪童の仕上がりに話題は尽きなそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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