ネリが語った井上尚弥の「弱点」 怪物が圧倒的な強者だからこそ抱える“隙”「俺はドネアよりも若いんだ」
井上という“史上最強”の猛者にネリはいかに立ち向かうのか。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
数多の名手たちが屈してきた“日本の怪物”と、どう向き合うのか――。
来る5月6日に東京ドームでボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とのタイトルマッチに臨むルイス・ネリは、「怪物対策」の一端を明かしている。
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プロキャリア26戦無敗(23KO)という圧倒的な戦績を誇る井上は、文字通り無敵の連勝街道を歩んでいる。まさに全盛期にあると言っていい。そんな偉才をネリが倒せば、前人未到の大勝利となるわけだが、大前提としてそれが至難の業だというのは、本人はもちろん、彼の陣営たちも百も承知だろう。
ただ、タイトルマッチという一世一代のチャンスを与えられた以上、当然ながら勝利以外を考えない。現地時間4月9日に米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』のインタビューに応じたネリは「イノウエは速いし、インテリジェントで、パワーがかなりある」と分析。そのうえで、井上が圧倒的な強者だからこそ抱えている「弱点」を語った。
「とてつもないパワーは彼の長所だ。だが、弱点もある。パンチを繰り出すときに(身体が)開いてしまうんだ。そこは俺にとって狙い目だ」
さらに昨年2月に11回TKO勝ちを収めたアザト・ホバニシャン(アルメニア)戦で「俺は過信は禁物と学んだ」というネリ。井上戦に向けて「3か月近い時間をトレーニングに費やしてきた」と告白する。