井上尚弥の撃破に必要なのは「見下すこと」 ネリが語った“打倒・怪物”の秘策「イノウエには“俺”が欠けている」

タグ: , , , , , 2024/4/19

「ナオヤ・イノウエと対戦したファイターたちに欠けているものは、あいつを見下すことだと思っている。そうだ、ノニト(・ドネア)のように本当にあいつを軽視して、激しく殴りに出て、追い込むんだ。

 もしも、ノニトに、モンティエルをKOした時のような若さがあったなら、あの瞬間にイノウエを倒していただろう。だが、ノニトがそれをできなかったのは、対戦した時の彼の年齢ではイノウエを殴り続けるのができなかったからだ」

 ネリが言う「あの瞬間」とは、2019年11月に行われた『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』の決勝だ。当時37歳のドネアは日進月歩で飛躍を遂げていた井上に対して右眼窩底骨折の深手を負わせるなど一進一退の攻防を展開。結局、試合は互いに仕留めきれずにフルラウンドを戦い抜いた末、判定(3-0)で井上が勝利していた。

 この対戦以降、井上がフルラウンドまで戦い抜いた試合はない。ゆえに5年前のドネア戦は「イノウエを限界まで追い込んだ一戦」として海外メディアでクローズアップされもする。

 そんな激闘を引き合いに出したネリは、「俺はあの時のドネアと違って若い。サメのように血の匂いを嗅ぐと止まらなくなるんだ」と不気味に語り、こう続けている。

「相手を窮地に追い込んだらどこまで追いかける。そして何よりイノウエにとっても、俺みたいなファイターは欠けていたと思う。俺はヤマナカ(山中慎介氏)を2回破った時と同じように日本での3度目の試合も勝つ。俺はそういうお世辞を言うような選手ではないが、イノウエには『歴史は繰り返すんだ。3-0(3戦全勝)を目指すぞ』と言わせてもらう」

 どこか挑発的に自信を覗かせているネリ。一連の言動を見るに、彼が井上との打ち合いに出る可能性は高そうだが、はたして……。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「俺はフルトンとは違う」井上尚弥との決戦が迫る“悪童”ネリが番狂わせに自信「イノウエが何を持ち込もうと問題はない」

【関連記事】「米国に来て、米国人を倒せ」元世界ウェルター級王者が井上尚弥にまさかの“クレーム”「世界最高になりたいならこっちで試合を」

【関連記事】“優等生”ぶりが一変! 悪童ネリが井上尚弥を再び挑発「過大評価されている」「他の奴らと同じ普通の選手」

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム