井上尚弥の”初ダウン”はグッドマンに「希望を与えたかもしれない」 米老舗誌が見解「ネリ以上のアンダードッグだが」
また2回以降、徐々に優位に立っていった井上に対しては、「少なくとも4万人のファンの前で、観客を翻弄し、挑戦者を挑発するほど自信に満ちていた」などと戦いぶりを回想。さらにフィニッシュを迎えた最終ラウンドでは「イノウエはもう食らいつくだけでは飽き足らず仕留めにかかった。疲れの見えるネリをコーナーに追い詰め、右アッパーから右クロスというコンビネーションを放ち、ガッツのある挑戦者をキャンバスに激しく沈めた」と振り返っている。
同メディアは、「劇的な打ち合いから一方的な打撃戦になったが、イノウエのダイナミックな攻めとネリのタフネスがスリリングだった」とこの激闘を評しながら、試合終了後リング上に現れ、井上の次の相手に名乗りをあげたサム・グッドマン(豪州)との対戦を、以下のように展望している。
「グッドマンはネリ以上のアンダードッグとなるだろうが、あの1ラウンドは彼(そして他の122ポンド、126ポンドのトップ選手たち)に希望を与えたかもしれない」
試合序盤から試合終了のゴングまで、大会場を沸かせ続けた王者・井上。そして人々の関心は、すでに新たな戦いへと向けられているようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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