「穴はある。だけどイノウエは強い」井上尚弥をWBA世界フェザー級王者が絶賛! 怪物の“軽視”は一切せず「常にKOを狙っている」

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 ドヘニー戦後に「これから身体を作っていって、それも視野に入れていくことはできるのかなと」と語った井上は、5階級目となるフェザー転級の可能性を示唆している。2025年はスーパーバンタム級に留まり、フェザー級転級は2026年になる計画だが、「減量がしんどいなら(フェザー級転級を)前倒しするし、2年たってもスーパーバンタム級でできるならそのまま続ける」とも語るように階級上げに意欲はある。

 軽量階級の世界市場で中心にいる井上との対戦は、新王者にとっても悲願だ。ボールは「実現するかもしれない。まだ分からないよ」としつつ、自身の野望を隠そうとはしなかった。

「みんながそれについて話しているからあり得ない話じゃない。彼の名前が出ると、必ず俺の名前が挙がって、逆もまた然りだ。それにイノウエ本人も階級上げを話しているんだから、試合をしない理由は見当たらない。彼がもしも、フェザーに上がってくれば、対戦しない理由はないよ」

 10月5日に母国リバプールで、同級13位のロニー・リオス(米国)との初防衛戦に臨むボール。井上との対戦を公言した27歳が、憧れる“怪物”がやってくるまでタイトルを保持し続けられるかは興味深いところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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