井上尚弥、激動の24年“最終戦”は豪無敗戦士グッドマンと世界戦 下馬評有利の声に持論「ベルトを守っていく中では避けられない」
7年ぶりの年間3戦目に挑む井上。グッドマンとの一戦に向け、意欲は十分だ。(C)CoCoKARAnext
かねてから対戦が囁かれていた名手を師走に迎え撃つ。
10月24日、東京都内で世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)とWBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)が揃って記者会見を実施。その様子がNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信された。
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共に12月24日に東京・有明アリーナで世界タイトルを懸けて戦う。去る9月3日にWBO世界同級2位のテレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)に圧勝し、V2を果たした井上は、IBF&WBO世界同級1位のサム・グッドマン(豪州)と対戦。一方の武居は相手は調整中だが、V2戦が決まった。
最大の注目は、7年ぶりの年間3試合目に挑む井上だ。
今年5月に東京ドームでルイス・ネリ(メキシコ)を破った際のリング上でグッドマンと対峙し、その際に「あんたはベルトを返上するか、俺と戦うかだ」(グッドマン)と啖呵を切られていたモンスターは「(グッドマンについて)意識する点は非常にまとまった選手で。無敗の記録を持っている」とコメント。「スピードを意識したボクシングをやりたい」と改めて26歳の若武者を迎え撃つ心境を口にした。
対するグッドマンも「東京ドームの試合後からずっと準備をしてきた。だから今は準備万端だという想いだ」と強調。「彼は最高のボクサーだし、世界一のパウンド・フォー・パウンダーだ。だけど、リング上でぶっ倒れるためにわざわざ東京にいくわけじゃない」と語り、自身にとって待望であった井上とのメガマッチへの想いを強くした。