「日本の客は本当に礼儀正しい」グッドマン、超満員の東京Dで井上尚弥に叩きつけた挑戦状の“真相”を告白
「正直言って、5万人ぐらいの日本人の声援で、通訳とイノウエが何を言っているかは全然わからなかったんだ。ただただ『何が起きてるんだ』と周りを見渡すしかなかった。通訳に話しかけられても全然聞き取れなかったぐらいだ(笑)。何が何だかさっぱりだったけど、とにかく笑って、自分の言うべきことを言えばいいやって感じで言ったんだ」
ネリ撃破の興奮が冷めやらぬ東京ドームの雰囲気によって、状況が飲み込めていなかったというグッドマン。それでも「自分はフラストレーションをぶつけた。世界チャンピオンになるチャンスが欲しかったからね」と、リング上で発した「あんたはベルトを返上するか、俺と戦うかだ」に込めた想いを語った。
グッドマンのキャリア19戦はいずれも母国内での試合のみ。ゆえに井上戦は人生初のアウェー戦となるが、「日本の観客の反応や声を聞いたけど、彼らはそれほど騒がしくない。本当に礼儀正しい人たちだ」と断言。さらに「この試合に勝つ方法はいくつかあると思う」と敵地でも恐れ知らずに挑むことを誓っている。
運命のゴングまで約1か月。現状を「人生で最高だ」と語る25歳から目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】井上尚弥をピリつかせた“冴えない発言”の真意 挑戦者グッドマンが母国メディアで再強調「俺はぐるぐると逃げ回る気はない」
【関連記事】井上尚弥は「世界最高だ」 再び井上尚弥戦を回想したフルトンが漏らした“本音”「あの体重でやるべきじゃなかったのかも…」
【関連記事】フェザー級の米逸材に訊いた「井上尚弥」 誰もが“打倒”を謳うモンスターとの近未来を「集中すべきではない」と語る理由【現地発】






