井上尚弥との“三度目の正直”は実現するか 1位の座に就くWBO会長が危機に瀕するグッドマンに求めた“課題”とは?

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井上戦の実現の可能性は……

 井上は世界中の猛者から挑戦を求められる引く手数多の男。すでに「別にベルトにこだわりはない。 それ(期限切れ)で剥奪されるなら全然良い」「流れに従いたい」と公言しているだけに、転級を含めた新たな挑戦に踏み出す可能性も高い。グッドマン側が望んだからと言って、チャンスが舞い込むかは不透明ではある。

 実現性を伝える米メディア『Boxing Scene』によれば、グッドマン陣営から暫定的な診断書を受け取ったというWBOのグスタボ・オリビエリ会長は、「6か月以内に(試合をする)準備ができれば、まったく問題はない」と断言。その上で「階級を活発に維持する必要がある」と6か月以上は待たないという意向を示唆しているという。

 同メディアは、オリビエリ会長のコメントを伝えた上で、「グッドマンは怪我のため、ナオヤ・イノウエとのタイトル戦の機会を失い、今ではその地位を守るために苦戦している」と指摘。次のように論じている。

「オリビエリ会長はグッドマンに10日以内に、今回の怪我に関する詳細な情報と6か月以内に試合復帰できるかどうかを示す医師の診断書を提出するよう求めている。陣営、もしくは医師が6か月以内の試合が不可能と判断した場合、グッドマンはWBOランキング1位から降格し、義務的地位を失うだろう」

 果たして、千載一遇と言っても過言ではない井上との対戦という夢は日の目を見るのか。グッドマンの回復具合はもちろん、両雄のタイミングも重要となるだけに、一筋縄ではいかない交渉となるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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