“無名の挑戦者”の気概に称賛の声…海外紙が井上尚弥に挑むキム・イェジュンを絶賛「最恐のパンチャーに挑む勇気は称賛に値」
前代未聞の形で決まったマッチメイク。その事実もさることながら、当人の心意気に期待は集まっている。スペイン紙『as』のアメリカ版は「ボクシングという予測不可能な世界では、計画が一瞬で変わることがある」とグッドマン戦中止の経緯を説明。その上で抜擢されたキム・イェジュンをこう評した。
「リング上での粘り強さで名声を築いてきたキム・イェジュンは、『パッキャウェザー』や『トラブルメーカー』の異名を持つ。イノウエのような強敵と戦うために、わずか2週間という時間で、この試合に出場するのは、決して簡単なことではない。それでも彼が挑戦を受け入れた姿勢は、気概と決意を物語っている」
さらに同紙は国際的な知名度を誇る井上戦がキム・イェジュンにとって「大きなステップアップを意味する」と断言。そして、白熱のバトルに期待を寄せた。
「ボクシング界で最も恐れられているパンチャーの一人とリングに上がるキム・イェジュンの勇気は称賛に値する。彼がイノウエの猛攻に耐え、名声を高められるかどうかはまだ分からない。ただ一つ確かなのは、この2人のファイターが東京で対戦するとき、世界中が注目するだろうということだ」
急転直下で決まった対戦でキム・イェジュンはどこまで井上に抗うか。その一挙手一投足に世界が熱視線を向けている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】井上尚弥戦中止のグッドマンは「腰抜け」なのか 決定前日に告白していた“怪物”への想い「ずっと思い描いていた。俺が倒すって」
【関連記事】井上尚弥の“パッキャオ超え”は可能なのか 怪物の言葉から紐解く実現性「ボクシングをやっている理由はお金じゃない」【現地発】
【関連記事】中谷潤人、夢のPFP1位へ“最善の道”は? 井上尚弥との激突だけじゃない「近未来」を模索する【現地発】