“歩行不可能”で敗れた元世界王者が語った井上尚弥の偉才「一撃が俺を狂わせた。今でも『あれがなければ』って考える」
守勢に回ったドヘニーに対して井上が展開した6回の猛ラッシュ。パンチが矢継ぎ早に飛んだ中で、ボディー付近に飛んだ一撃は、反撃の隙を模索したベテラン戦士の歯車を狂わせた。
むなしく散ったドヘニーだったが、意外にも「パンチはものすごい威力は感じなかった」と証言。その上で目の当たりにした怪物の偉才を語った。
「彼のパンチの正確さと打ち分けは凄かった。全てのパンチを当てるべき場所に的確に打ち込んできた。もちろん彼にパワーが全くないというわけじゃない。ただ、それ以上に彼が打ってきたショットの正確性が凄まじかった。全てが当てるべきところに来て、本当に印象的だった」
百戦錬磨のベテランを唸らせた井上のボクシングスキル。日本が生んだスーパースターを「怪物」たらしめるのは、パワーだけではないようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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