井上尚弥に高まる国際的な関心 海外記者が論じた“モンスター”の異能「支配を終わらせる男など現れるのだろうか」
一方でデルガド記者は「彼の特質はパワーだけではない」とも指摘。そして「軽量階級においてイノウエの怪物的なパワーは別格だ。しかし、驚異的なスピードとパンチの正確性、そして非の打ち所のないテクニックもある。彼はボクサーに必要なほぼすべての特性を備えている」と井上の偉才ぶりを絶賛した。
異次元の強さを教示し続けている井上。いまだ天井知らずで突き進む怪物のキャリアを「歴史はまだ作られている最中だ」と伝えるデルガド記者は「まだ誰にも征服されていないモンスターを止め、その支配を終わらせる男など現れるのだろうか」と無敗伝説が継続していく未来を予想した。
すでに周知の通り、25年内は本格的な海外進出が見込まれている。まずは4月か5月にWBCスーパーバンタム級1位アラン・ピカソ(メキシコ)と、そして今年の秋か冬にサウジアラビアで、現WBA暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との統一戦が有力視されている。
果たして、環境が変わる中で井上は強さを維持できるのか。異能の怪物の今後から目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】井上尚弥の衝撃4RKOに愕然とする場面も…WBA暫定王座アフマダリエフが再び挑戦状「俺は決して楽な相手じゃない」
【関連記事】「2年後に中谷戦を見たい」戦慄KOの井上尚弥、“第二の師匠”が語るキム戦とモンスターの近未来
【関連記事】井上尚弥は「パワーだけじゃない」 愛弟子を打ち崩された英名伯楽が語った“怪物”「あの子は別格だ」






