最強・井上尚弥にどう立ち向かう? メキシコの秀才戦士ピカソの“告白”「イノウエが勝つ可能性が高いのは事実だ。でも――」
井上の激闘を引き合いに出し、マニアな一面も覗かせた24歳だが、ただただ憧れだけを抱いているわけではない。リングで対峙するとなれば、「憧れる存在」も越えなければならない強敵となる。
百戦錬磨のモラレス氏から「俺に君が勝てるビジョンを見せてくれ」と意地悪な質問を投げかけられたピカソは、「ナオヤのパターンを分析して、どこに仕掛けられるかを見極めたい」と強調。そして、こう続けている。
「彼が高い実力を持っていて、現時点で勝つ可能性が高いのは分かってる。それは事実だ。そうした雑音は周りから何度も言われてきた。本当に飽きるほど聞いてきた。でも、僕らは何ができるのかが知りたいんだ。正直、どんなアドバイスも受け入れるつもりだ。いろんな意見をもらって、勝つ方法を探りたい」
さらにモラレス氏から「イノウエをどうイメージしているんだ?」と問われたピカソは、「まずは戦略を練る必要がある」と断言。「僕は『ナオヤに勝つための方法や秘密の方程式がある』なんて言うつもりはないよ」とキッパリと答えている。
「簡単なことなんてない。『卵を入れて、あとは適当に混ぜれば、ナオヤに勝てる』みたいなレシピはないからね。しっかり準備をするつもりだ。今以上に彼を研究する必要がある。それが重要なステップになる」
果たして、文武両道を貫く秀才ファイターはいかなる形で“モンスター”と対峙するのか。実現濃厚と言われる一戦に対する関心は増すばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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