井上尚弥は「若い頃の俺のようだ」 世界6階級制覇の伝説パッキャオ、“怪物”の階級上げに見解「ウェルター級でも戦える」
井上を絶賛したパッキャオ。(C)Getty Images
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)。いまだ敵なしの強さを誇る“怪物”は、その異名が示す通り、世界で「最強」と評され、声価を高めている。
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そんな日本人ファイターを評価するのは、メディアだけではない。ボクシング界で「生ける伝説」とも称される男も、桁違いのパワーと圧倒的なスキルを兼ねる井上に惚れ込んでいる。元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)だ。
来る7月19日に、約4年ぶりの現役復帰戦としてWBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米国)とのタイトルマッチに臨むパッキャオは、6月3日(日本時間4日)には米ロサンゼルスでの記者会見に出席。米メディア『Fight Hub』などの取材の場で、井上について問われ、「誇りに思う」と断言。「彼は日本出身で、私たちの場所であるアジアにいる。彼のスタイルは、若い頃の俺が115ポンド(スーパーフライ級)や122ポンド(スーパーバンタム級)にいたときのようだ」と若き日の自身と重ね合わせた。
かつて井上も「異例ですよ」と語るほどの異彩を放った最盛期に世界6階級を制し、レジェンダリーを築いたパッキャオ。現在45歳ながらいまだ衰えぬ闘志を秘める偉才は、「イノウエならウェルター級でも戦える」と絶賛。「もし彼が、どうやればいいか、何をすればいいか、アドバイスが欲しいなら、俺はアドバイスできる」と、現階級よりも高みを目指していく術を指南できるとも語った。






