「最良の道だった」井上尚弥戦から一転してフェザー級に進んだグッドマンに残る怪物への“未練”「もちろん、心の奥底にはある」
井上戦がキャンセルとなり、「本当に地獄のようだった」と告白していた26歳は、向けた準備段階で負った左目上のカット傷へのケアも怠らない。「スパーリングの時には毎ラウンド必ずワセリンをたっぷり塗るようにしているし、今はヘッドギアと一緒に鼻もカバーしている」と、これまでやってこなかったという対策も講じているという。
無論、世界最強と目される男への“未練”が消えたわけではない。グッドマンは「健康で、力強く、過小評価されているボクシングスキルも持っている。相手に敬意を払う必要がある」とボール戦に集中する想いを口にしながら、こうも漏らしている。
「この試合に勝てば、僕の世界は大きく開ける。だから、もちろん、(井上との対戦は)心の奥底にある。でも、今は目の前の試合に全神経を集中しているし、先走りはしない。ただ、この先に広がるチャンスだけを意識している」
下馬評を覆してボールからタイトルを奪えば、声価の高騰は必至。そうなれば、将来的なフェザー級転向を示唆している井上との“悲願”のマッチメイクも実現するかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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