「望んでいたように戦えなかった」アフマダリエフはなぜ“言い訳”を証言? 帰国後に漏らした井上尚弥戦の敗因「俺はもっとうまくできた」
前座のセミファイナルで行われたWBO世界バンタム級タイトルマッチは、挑戦者のクリスチャン・メディナ(メキシコ)が、王者・武居由樹(大橋)に4回TKO勝ち。望外とも言える展開となっていた。その早期決着によってアフマダリエフは「試合の準備は万全だった。だから体調も良かった。減量のプロセスも含めて全てが順調だった。計画通りに進んだが、ウォーミングアップが少なくなったことで、時間的な要因が残ってしまった」とも明かしている。
試合後のコメントを伝えた米老舗誌『The Ring』においても、「彼(井上)とその功績を尊敬している。彼は優秀なボクサーだが、俺はもっとうまくできたはずだ。もっと時間があれば問題はなかった」と心境を打ち明けたアフマダリエフ。もはや「言い訳」とも取れる証言だが、試合前に「俺は生まれながらにしてスーパーバンタム級の選手だ。誰にとっても厄介な存在になる。ここは俺の階級だ」と豪語していた30歳にとって、“自らの庭”と呼べる場で屈した現実は、それほど受け入れがたいものだったのだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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