衝撃の1300万人超えを生んだ“モンスター効果” 井上尚弥のアフマダリエフ戦の世界視聴者数に米記者も仰天「凄まじい数字だ」

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アフマダリエフを支配した井上の試合は、国際的な話題ともなった(C)Getty Images

 格の違いを見せつける圧巻の内容に、世界のマニアたちも刺激をされた。

 9月14日、愛知・IGアリーナで行われたタイトルマッチで、ボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)を判定(3-0)で勝利。男子史上最多記録を更新する5度目の4団体王座同時防衛を達成した。

【動画】アフマダリエフの顔面をヒット! 井上尚弥の渾身フックをチェック

 戦前に「史上最強の相手」と目されたアフマダリエフだったが、井上は圧倒的に支配した。12ラウンド終了までテンポやリズムも乱れず、無尽蔵のスタミナで相手を凌駕。反撃の余地すら与えない「ヒット&アウェイ」スタイルを見事に構築し、王座を譲らなかった。

 ハイレベルな攻防戦の行く末は、国際的な関心も集めていた。試合の模様をFacebookで英国と米国に向けて配信していた米大手『Top Rank』社は、公式SNSで総視聴者数が1300万人超えたと公表。国際的なモンスター効果の波及力を伝えた。

 米スポーツ専門局『ESPN』や『FOX Sports』、あるいは動画配信サービス『Netflix』といったプラットフォームで配信されたわけではなかった。そのために一部で視聴者数の低下も懸念されたが、蓋を開けてみれば、1000万人超えである。

 この圧巻の結果には、米記者も舌を巻く。米老舗誌『The Ring Magazine』などで執筆するアダム・アブラモウィッツ氏は自身のXで「これは凄まじい注目度だ」と強調。試合前に生じていた懸念に対して「私はFacebook配信を笑った人たちが理解できなかった」とも記した。

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