井上尚弥への挑戦は「自殺行為」 無敗男ピカソの母国で広まる“怪物”の圧勝論「勝つのはほぼ不可能だ」
だが、やる以上は一縷の望みでも模索するのがファイターだ。実際、ピカソ本人は過去に井上有利を予測する声に「ボクシングは挑戦の連続でしょ?」と異論を唱えている。
ラスベガスでの対戦が有力視されていた今年2月に、元世界4階級制覇王者であるエリック・モラレス氏(メキシコ)のYouTubeチャンネル『Un Round Mas』に出演したピカソは、「イノウエに頭を吹き飛ばされるのは恐くないのか?」と問われ、「恐怖か。そうだね、でも、毎日いろんな人が、早くて朝3時ぐらいから仕事に向かう。彼らだって自分が無事に帰れるかはわからない。僕だって彼らと同じだよ」と淡々と語った。
果たして、「自殺行為」とも表現されるほどの力量差のある試合にピカソはいかに挑むのか。井上の牙城を崩すとなれば、世界が沸き立つのは必至だが……。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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