「夢は始まる前から終わっていた」井上尚弥に執着する“悪童”に母国メディアが突きつけた現実 亀田戦の惨敗を酷評「年齢を如実に感じさせた」
およそ1年ぶりのリングに立ったカシメロに対し、「今の彼はどの階級でもランキング外」と第一線レベルではないと強調。その上で、「ナオヤ・イノウエが君臨するスーパーバンタム級(122ポンド)にすら、もう体重を合わせることができない」と断じている。
2020年にはカード正式決定まで至ったものの、コロナ禍により流れた井上戦を、現在もカシメロが望んでいると説く同メディアは、「もう、過去の亡霊を追うのをやめるべきだ。ナオヤ・イノウエという章は、すでに閉じられた」と指摘。
さらに、「今のカシメロに必要なのは、大金のかかる試合ではなく、自分自身と、そして信じる人々と真摯に向き合うことだ」などと、元世界王者への想いを綴っている。
波乱万丈のプロキャリアを歩んできたカシメロは、36歳で臨んだ今回の試合で通算5敗目を喫した。そのファイトが母国メディアからも酷評される中、この先どのような形で、ボクサー人生における真の意味での“再起”を図ることになるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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