「人生最大の挑戦」で番狂わせは起きるのか 母国メディアが描く井上尚弥との頂上決戦「ピカソはすべてやり遂げたはず」
さらに、「経験と競技成熟を最優先する、計画的かつ着実な成長を重視した道を歩んできた」とピカソのこれまでを振り返っている。同メディアは、井上を「無敗のチャンピオンであり、現代ボクシング界を代表する存在の1人」と評しており、この試合に辿り着いたピカソを、「ピカソはスーパーバンタム級で目立つフィジカルを確立し、時間をかけて挑戦者としての地位を築いた」と主張する。
その上で、34試合目で初のビッグタイトル獲得に挑むチャレンジャーに対し、「この試合は、地道に積み重ねてきたキャリアの正当性を証明する場となる。結果がどうであれ、このリングに上がるまでに必要なことはすべてやり遂げたはずだ」とエールを送っている。
また、今回の興業がメイン以外でも「日本対メキシコ」のカードが組まれていることで、同メディアは、「この一夜は、エリート舞台におけるメキシコボクシングの現状を試すものとなるだろう」との見解も示している。その中で、大会の最後を締めるリングに立つピカソが波乱を起こすことが出来るか。まさに、メキシコ国内で高まり続ける期待を背負い、最強の日本人王者が相手となるビッグファイトに臨む。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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