クロフォード引退で、年間4戦目で圧勝なら1位は間違いなし!? 英紙のPFPから読み解く井上尚弥の“世界最強”の可能性
井上を2位とした理由は明確だ。「世間一般であまり知られていない選手の一人で、知名度こそ低いが、イノウエの実力は群を抜いている」とした同紙は、こう記している。
「ランキングの中でもトップクラスのKO率を誇り、それこそが彼を観ていてワクワクする選手にしている理由の一つだ。しかも、イノウエには、相手の攻撃を軽々とかわす技術、容赦ないボディ、そして恐ろしいほどのパワーも持ち合わせている」
「ここ数試合のイノウエはやや弱みを見せ、ランキングにおいてもわずかに順位を落としている。2024年5月と2025年5月には、それぞれルイス・ネリとラモン・カルデナスにダウンを喫したが、いずれの試合でも奮起して相手をKOし、他の優れた資質に劣らない冷静さと気概を見せた。さらに今年9月にはムロジョン・アフマダリエフとの対戦では苦闘が予想される中で、楽勝した」
ウシクを「今世代に類を見ない最強ヘビー級の選手としての地位を確立している」と評した同紙だけに、井上を2位としたのは、おそらくインパクト不足が要因。であれば、ピカソ戦を圧勝して異例の4戦を消化すれば、1位にする説得力が十分に出るのではないか。
来るピカソ戦に向けては、「無敗で、スーパーバンタムでは背も高く、勇敢な選手だと思う」と警戒しながらも、KOも宣言している井上。PFPという観点からも興味深い試合となるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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