ピカソ陣営の不可解抗議にフルトンが言及 元ライバルが示した井上尚弥への“敬意”「念のために言っておく。俺は気にしたことすらない」
「ボクシングで文句を言ったことなんて一度もない」
この時のやり取りを記憶しているボクシング・ファンは少なくない。ゆえに今回のピカソ戦の騒動の際にも、一部でフルトンの名が持ち上がったのだろう。
ただ、一連の話題にフルトン本人は興味深い持論を展開している。X上で自分の名が取り上げられていると知った31歳は、井上とのやり取りを回想しつつ、「おいおい。念のために言っておくが、俺はハンドラップ(バンテージ)について一言も言ったことがないし、気にしたことすらない」と強調。「お前らは、まるで俺がずっとその件で文句言っていたみたいに話しているけど、コーチが記者会見でその話してた時も、俺は呆れた顔で見てたんだ」と“アンチ”に反論し、井上へのリスペクトを暗に示した。
さらにフルトンは、別の投稿で、こうも発信している。
「ボクシングで文句を言ったことなんて一度もない。俺が何かに口を出すのは、誰かが失礼な態度を取ろうとした時か、俺自身が侮辱されたと感じた時だけだ」
フルトンの言及によっても、明確になった井上陣営の正当性。試合直前の緊張の場で、不可解なクレームを飛ばしたピカソ陣営の“真意”は何だったのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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