なぜ世界は“モンスター”に魅了されるのか 現代を生きる人々を熱狂させる井上尚弥の情熱「ボクシングが好きだから」【現地発】

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先のピカソ戦でも圧倒して勝利した井上(C)Getty Images

井上が語った「理想」

 特に米国内で大きな影響力を持つ『ESPN』で顔を売り続けた意味は大きかった。試合時間は米国時間で深夜〜朝の時間帯ではあっても、「ESPN+(動画配信アプリ)」を使えば、いつでもアーカイブ視聴が可能だ。

 同局が試合の合間に制作するドキュメンタリー番組も含め、「Naoya Inoue」の名はボクシングファンの間でお馴染みの顔になっていった。露出の機会さえ増加すれば、前述通り、ファイトスタイルに分かり易い魅力がある“モンスター”が人々の心を少しずつ捉えたのは当然だったのだ。

 この井上の時代はもうしばらく続くのだろう。今秋に筆者が行ったインタビューでの本人の言葉を聞く限り、ボクシングへの愛情はまだまだ薄れたわけではなさそうだ。

「春、夏、冬で年3戦というのが理想なのかな。ボクシングが好きだからそれができるんです。練習が好きですし、試合も好き。1年間ずっと気が張りっぱなしでも、その3試合に向けてトレーニングすることが好きだから苦ではないんです」

 現代に生きる私たちは、この稀有なボクサーの戦いをまだまだ楽しむことができる。それは日本人だけではない。井上がリングに立つ度に、米国をはじめとする世界中のボクシングファンが、その姿に釘付けになる。時代の牽引車として歩み続ける勇姿はいずれ時を超え、語り継がれ、世界ボクシングの“レジェンド”として歴史に刻まれていくに違いない。

[取材・文:杉浦大介]

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