井上尚弥の次戦が話題沸騰!米識者が訴えたライト級最強王者との対決願望に反発の声も「血まみれになる危険がある」
ゆえにエスピノサ氏の“ドリームマッチ願望”には、SNSでファンから「ぜひ見たい」「良い勝負になるかもしれない」と賛辞が相次いだ一方で、関係者からは反発の声も上がった。
米国のスポーツジャーナリストであるマイケル・モンテーロ氏は自身のツイッターで「絶望しかない意見だ」と真っ向から否定。さらに米メディア『The Sporting News』のトム・グレイ記者も「『たった13ポンド』だって!? 13ポンドはかなりの差になる。ましてやイノウエからすれば、血まみれになる危険がある」と井上とデービスの体重差をふまえ、勝負の危険性を訴えた。
もっとも、井上陣営の当面の目標はスーパーバンタム級での4団体統一だ。フルトン戦後にはWBAスーパー&IBFのベルトを保持するマーロン・タパレス(フィリピン)をリングに挙げ、「戦いましょう」と年内でのタイトルマッチを宣言した。男子史上初の2階級での完全統一こそが本人の狙いなのは明確にされている。
その後も対戦する可能性のある候補者は尽きない。今年2月にアザト・ホバニシャン(アルバニア)を破り、WBCベルトの指名挑戦権を持つルイス・ネリ(メキシコ)とのタイトル戦に加え、すでにSNS上で再起を誓っているフルトンとの再戦も十分にありえる。
そうした背景をふまえても、デービスとの最強を賭けた夢の対決は現実的とは言い難い。だが、そうした議論が早くも沸騰するほど、“ボクシングの本場”でも井上の存在感は高まっていると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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