FA市場で去就注目の30歳右腕の存在 球団OBからは「日本ハムに収まるのが筋」と指摘も
上沢は日本球界復帰が濃厚となっている(C)Getty Images
FA市場に大きな動きがあった。日米通算197勝をマークしている楽天・田中将大が電撃退団。自由契約となることが明らかとなり、節目の200勝まであと3勝にも迫ったレジェンド右腕獲得の動きが出てくるか、注目されている。
【日本球界復帰か?】元日本ハム上沢投手が日本球界復帰を検討!他球団と争奪戦か?古巣に復帰か?高木の意見を語ります!
今オフのFA市場で投手として1番人気を誇るのがソフトバンクの石川柊太。昨年はノーヒットノーランも達成、パワーカーブが持ち味でしっかり試合を作れることができるとあって、オリックス、ヤクルト、巨人など複数球団による争奪戦となっている。
広島から海外FA権を行使している九里亜蓮の存在も注目となる。今季は開幕投手を務め、打線とのかねあいもあり、勝ち星は7勝(10敗)とそこまで伸びなかったがイニングイーターとしても知られ、広島チームカラーともいえるタフネス右腕が他球団への移籍も視野に入れるとなれば、こちらも争奪戦となりそうだ。
そして、ここに新たな選択肢として、去就が注目されているのは昨オフポスティングを利用して、日本ハムからメジャー挑戦を行った上沢直之にもある。
レイズと1月にマイナー契約を結び、招待選手でキャンプに参加。その後、レイズからマイナーへの合流を通達され、契約条項を行使してレッドソックスに移った。
4月28日にメジャー初昇格を果たし、2試合に登板して勝敗付かず、防御率2.25だった。
5月以降は3Aウースターで過ごし、マイナーでは20試合登板で5勝4敗、防御率7.63で終了。シーズン終盤に右ひじ痛を発症し、現在はリハビリ中とされる。
気になる去就に関してはここにきて、上沢サイドが日本球界復帰も視野に入れると宣言、さらに古巣の日本ハムだけではなく幅広く門戸を拡げ、興味を示す球団があれば話を聞くという意向も示している。