FA戦線で浮上する「ダークホース」 日本球界から熱視線を向けられる30歳タフネス右腕の「去就判断」

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 そして上沢が日本球界に戻ってくるとするならば、多くの球団が興味を示す存在ともなりそうだ。

 2023シーズンはパ・リーグ最多の170イニングを投げ9勝をマーク、21年にはキャリアハイの12勝をマークするなど、しっかり試合を作れる右腕として知られる。 

 年間通してローテーションを守れる先発投手はどの球団も求めており、仮に市場に出てくれば争奪戦必至とも見られる。

 同僚の例もある。日本ハムからポスティングシステムを利用してメジャー挑戦した有原航平は22年オフに帰国。ソフトバンクと3年契約を結び、日本球界復帰初年度の23年は10勝、今季は14勝をマークし、日本ハムの伊藤大海と並び最多勝に輝くなど、リーグを代表する右腕として存在感を示している。メジャーに挑戦したブランクはあっても、実力を備えている投手は引く手あまたとなることは過去の例も証明している。

 上沢がどのような選択肢を選ぶか、まだ見えていないが、最近でも日本ハム時代の同僚、宮西尚生のSNSに登場。交流を深めている様子がアップされるなど、日本ハムファンの再合流への期待も高まっている。

 米球界も経験したタフネス右腕が、今オフFA市場のキーマンの一人であることは間違いないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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