「ソフトバンク、上沢は悪くない」としながらも…高木豊氏が着目した上沢SB移籍の問題点 「正義が正義じゃなくなる」

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 今オフ、様々な議論を呼んだ同システムに関しての改善点にも独自の考えを示した。 

 ポスティングは認めた上で、帰ってきたときに自動的にFAになるのではなく、FAの登録日数を消化したら、保有権は切れる方式にする、など。

 また繰り返し、今回上沢がソフトバンクを選んだことはルール上、問題ないとしながら、そこに至る過程には目を向けた。

 上沢は帰国後、日本ハムの選手と交流している様子がSNSを通じて伝わっていたり、昨季限りで引退した鍵谷陽平の引退セレモニーにサプライズ登場するなど、かわらず古巣との距離の近さは認められていた。こういった背景もあり、ファンからは、かつてチームの中心選手であった右腕の古巣復帰への期待感が高まっていたことも事実。  
 
 ルール上は問題ないとはいえ、道義上の観点からファンには複雑な思いも残ったことで、「ビジネスでもね、ドライにやっていたら社会が動かないよ」と高木氏も割り切れない思いを明かす場面もあった。同システムに関しては早期改定に着手しない限り、移籍の抜け道のような形にもなっていると指摘。現行では選手の主張が優先され、球団側は苦しい立場になることもあり「正義が正義じゃなくなる」と語るなど、終始、熱を込めた口調で語った。

 その上で同システムの改定に関してはコミッショナーがスピード感を持って、率先して動く必要性があるとも語った。

 1998年に「日米間選手契約に関する協定」で導入された同制度をめぐっては球団によってのスタンスも違い、運用においても様々な波紋を呼んでいるため、整備の必要性が浮上している。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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