国歌が突然中断のハプニング 間違った演奏に観客からブーイング! 南スーダン代表は“困惑”も試合は白星発進【パリ五輪】
間違った国歌を流されてしまった南スーダンのバスケ代表選手たち(C)Getty Images
パリ五輪の男子バスケットボールは7月28日、南スーダン代表(FIBAランキング33位)がプエルトリコ代表(同16位)と対戦し、90-79で勝利した。
今大会が五輪初出場の南スーダン。試合前にハプニングが起きた。英国の日刊紙『Daily Mail』によると、「約20秒で、国歌が突然中断された。アリーナのスピーカーから流れたのは南スーダンの国歌ではなくスーダンの国歌だった」と報じた。
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「南スーダンの選手とファンは最初困惑した様子で立ち尽くし、ピエール・モーロワ・スタジアム内の両チームのファンからはブーイングが起こった。その後、南スーダンの選手たちが一斉に胸に手を当てて問題の解決を待つ中、ファンは拍手を始めた」と、そのときの様子を伝えている。そして「プエルトリコの選手たちも連帯感を示して同じ行動をとった」と伝えた。
「約3分後、ファンの拍手の中、音声トラックが再開された」とし、正しい国歌が演奏されると、プエルトリコの選手とスタンドの観客が一斉に拍手を送るという光景が広がった。
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