「新しい田中将大を作ってくるか」 球界OBが着目する巨人に加入したレジェンド右腕 37歳シーズン“復活ロード”のポイントとは?
その上で田中に関してもしっかり腕を振れば、150キロなどの球速も十分に出るとしながら、元々制球力にも優れていることで、「素材としたら相当楽しみだと思うよ」と、同コーチが再生を手がけるにはうってつけの人材と見る。
久保コーチの助言で再生を果たせばローテーションの一角をしっかり守れる投手になると指摘した上で、田中自身のマインドの変化も求める。「24勝0敗の田中はいないわけだから」と2013年シーズンにマークした金字塔を振り返った上で、原点に立ち帰って「新しい田中将大を作ってくるか」が、復活のポイントになるとした。
また同級生の坂本と同じく37歳シーズンとなる今季に関して、「勝てる投球をしているか、どうか。球が速いとかじゃない」とたとえ球速が遅くてもキャリアを重ねたことで、打者を抑える技術は見つかるとも話した。
動画の中では高木氏が「3勝のピッチャーとは思ってない」と、200勝まであと3勝の節目も注目されているが、3勝のみで終わるピッチャーではないと背中を押すシーンもあった。
田中の加入は若い投手陣が多いチームにおいてもプラスに働く面が多いとされる。新天地で果たして、どのような勇姿を見せてくれるのか。ファンの期待も高まっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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