西武打線の愛称は?過去に定着した阪神「新ダイナマイト打線」、巨人「ミレニアム打線」と比較
プロ野球の西武ライオンズが、自慢の強力打線で連覇を果たした。
優勝を決めた24日の時点で、本塁打はリーグトップ山川43本を筆頭に中村30本、外崎26本、森23本、秋山20本。助っ人抜きの「国産打線」による20発以上5人は、01年の巨人(松井36本、江藤30本、清原29本、高橋27本、仁志20本)以来2度目の快挙だ。打点は中村123、山川120、森105と、史上5人目の「100打点トリオ」で上位を独占。盗塁も金子侑41、源田30でリーグ1、2位と、大砲ぞろいに足も絡める超攻撃的な野球で打ち勝った。
まさに歴史に残る強力打線だが、残念なことに、西武打線を象徴するニックネーム(愛称)はまだ定着するに至っていない。西鉄時代から名残のある「山賊打線」というところもあれば、辻監督が命名した「獅子おどし打線」を使うメディアもあり、複数候補が割れてしまっているためだ。
その名前を聞くだけでワクワクした「●●打線」は、ファンの間で定着するかどうかがポイントになる。時代を彩ったプロ野球の強力打線を、昔懐かしの選手名とともに紹介したい。
◆阪神「新ダイナマイト打線」
1946年、藤村富美男や別当薫など破壊力抜群の攻撃陣に「ダイナマイト」と名付けられたのが、日本初の打線ネーミングといわれる。阪神が強力打線のたびに用いられてきたが、伝説のバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発に代表される1985年は「新ダイナマイト打線」と呼ばれた。
【1985年の主な先発オーダー】
1、真弓明信
2、北村照文
3、バース
4、掛布雅之
5、岡田彰布
6、佐野仙好
7、平田勝男
8、木戸克彦
9、(投手)