38.8度の高熱で強行 米ライルズ、コロナ感染も出場決断の舞台裏をコーチが告白「我々は話し合った。彼は病気だった」【パリ五輪】

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 英紙『Daily Mail』などの取材で、そう語ったのは、コーチのランス・ブラウマン氏だ。

 事前に体調が芳しくなく、新型コロナの陽性反応も知っていたというブラウマン氏は「我々は彼と話し合った。彼は病気だった。人々は好きなように言うだろうし、それは構わないよ。ただ、あの日にメダルを獲得するために彼がしなければならなかったことは忘れがたいよ。もちろんオリンピックの100メートルで金メダルに代わるものはなかなかない。だが、あの銅メダルは、我々にとって最も重要なものだ」

 また、米オリンピック委員会のサラ・ハーシュランドCEOは、「もちろん何が起きているかは常に注意はしていました」と告白。そして、「出場に問題はなかったので、私たちはノアにできる限りの自由を与えました」とレース当日の舞台裏を明かしている。

「彼には、『競技に参加するほどの体力がない』とか、『今日は出たくない』と言うチャンスが十分にありました。そうした中で銅メダルを獲得したのは驚くべきことだと思います。彼は素晴らしいアスリートです。もちろん、自分の健康だけでなく、他の人たちへの配慮から、少し違うやり方をしなければならないことは理解しています。でも、あそこで起きたことは正しいやり方だったと思います」

 文字通り気迫で200メートルを走り切ったライルズ。そのパフォーマンスは見事と言うほかにない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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