「熱男」巨人・松田宣浩引退 数字には現れない 原監督も認めた「陰の貢献」とは

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 キャンプ初のシートノックを行った際にはこれまで1軍で出場経験のない二塁に挑戦。ダブルプレーを奪うなど、さっそうとしたプレーでチームに活気を与えた。

 チームではレギュラー陣の高齢化も進み、様々なポジションでコンバートの必要性もいわれていた。サードでゴールデン・グラブ8度受賞と実績のある松田が率先して新しいポジションに取り組む姿勢を示したことでほかの選手にも刺激を与えることとなり、原監督もこの点を高く評価した。

 今季1軍では11試合に出場し、4月9日の広島戦(マツダ)の5回に代打出場で放った三塁内野安打の1安打のみに終わった。ただ数字だけでははかれない、唯一無二の存在感、チームには「熱男」イズムの財産は残った。

 どんな状況下でもベストを尽くし、勝利を信じて声を出す。たとえ試合で結果が出なくとも、その姿勢は誰かが必ず見ている。

 プロ18年目のベテランは移籍した場所でも、自身のポリシーを貫いた。その姿を見た後輩たちが躍動することが松田の願いでもある。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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