キャリアを変えた「熱男」 去り行く松田宣浩が語った“代名詞”への想い「出会いはプロ野球人生の中で大きかった」
気づけば、「熱男」は自身の代名詞ともなっていた。ゆえに松田には特別な想いがある。
「ソフトバンクで工藤監督に『熱男』というスローガンを選んでいただき、自分も選手会長として(熱男を)広めたい、ただそれだけで言葉を本塁打の後に叫んでました。ホークスでも、ともに戦ってきました。『熱男』というパワーはとてつもなくて、自分の中では出会ってから5メートルくらい飛距離が変わったし、出会って本塁打の数も伸びたと思います。だから『熱男』との出会いはプロ野球人生の中で大きかったと思います」
18年のキャリアで積み重ねた安打数は1832本。惜しくも節目の2000本安打には届かなかった。それでも「目標だった」という40歳まで続いた「熱男」のキャリアは華やかで、万人に愛されるものだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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