熱男 巨人・松田宣浩 涙の引退会見「これからは野球界の松岡修造さんに」
今後は野球界に恩返しを誓った松田(C)CoCoKARAnext
巨人の松田宣浩内野手が9月28日、都内のホテルで会見を開き、今季限りでの引退を発表した。
涙、涙の引退会見となった。プロ生活18年に関して「私にとって夢のような時間でした」と語った松田。続けて「約1年前に原監督さん、球団関係者の皆様のご縁で、読売ジャイアンツの一員になることができました。その時に原監督さんから、ムードメーカーではなく戦力として考えていただけるという温かいお言葉をいただいて、ジャイアンツに飛び込んできました」と話すと会見冒頭から涙がこぼれた。
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松田は2005年大学生・社会人ドラフト希望枠でソフトバンク入り、通算1832安打、301本塁打、991打点を積み上げた。
ソフトバンクでは6度のリーグ制覇、7度の日本一に貢献、「熱男」の愛称で親しまれ、パ・リーグ三塁手として最多の8度のゴールデン・グラブに輝き、現役最多67三塁打をマークするなど、強打と堅守の三塁手として一時代を築いた。
会見の中では熱男の代名詞ともいえる声の重要さについて語る場面もあった。
原辰徳監督からも移籍時に今まで通りの元気印でやってほしいと声をかけられたと明かした上で「野球選手で元気を出す、声を出すというのは、いるかいらないかといったら本当に考え一つ」とした上で、「自分自身が打って守って走って声を出すという4拍子でプロ野球で頑張ってきたので、声、元気というのはプロ野球界の中でもしっかりできたと思いますし、まさっているという自信はあります」と自負をのぞかせた。