巨人移籍の松田宣浩、ゴールデングラブ8度の三塁手が「外野も守れる」に込めた想いとは?
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来季より新たに巨人でプレーすることが決まった松田宣浩。7度の日本一を経験した名手に独占インタビューを実施し、ムードメーカーとしても活躍してきた経験や、これからの目標について聞いた。
試合中は守備位置から大きな声でチームを鼓舞し、ホームランを打てばお馴染みとなった「熱男」のパフォーマンスで球場全体をひとつにまとめ上げる。侍ジャパンでもその力は絶大で、当時監督だった稲葉氏も太鼓判を押すほどに強力だ。
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そんな唯一無二の声の力について松田は、「(声は)選手一人一人の動きを変えてくれるし、その場の雰囲気も変えてくれると思うので、大事だと思ってます。打って守って走ることと同じ位置付けでやりたい」「声出すのにはエネルギーも使うけど、その先に得るものがあると思ってやってます。静かな選手、どこにいるかわからない選手よりも、常にどこかにいる存在になりたいと思ったので」と、声を出す重要性を明かした。松田も最初からムードメーカーだったわけではなかった。ソフトバンクのムードメーカーといえば川﨑宗則の名前を思いつく人も少なくないだろう。
松田は「2011年に川﨑(宗則)さんがメジャーに移籍するまでは引っ張ってくれていたんですけど、メジャーに行って、もう出来なくなるからやってくれと言われてから、自分が声を出すようになりました」と、当時を振り返った。それでも、自分の中で声を出す役割がしっくりきたのは、2年後だったという。2014年に自身が試合に出続け、リーグ優勝を果たしたことで感触を得たそうだ。