松田が振り返るコロナ禍のシーズンそして常勝軍団・ホークスにこの先必要な課題とは

成績に関してはゾッとします

ー今シーズンのご自身の成績を振り返っていかがですか？

「ゾッとしますね。数字が全然ダメでした。ある程度1年間やったらこれくらいの数字が出せるという自信を持ちながらやっているんですが、今年は思っていた数字が全項目達成できませんでした。」

ー今年は連続試合出場が815試合で途切れてしまった年でもありました。改めてこの記録を振り返っていかがでしょうか？

「ずっとモチベーションの一つというか、ずっと何年間もこれだけは途切れさせないという思いでやってきたので・・・。
ただ、今回途切れてしまったことで、自分としてもどういう思いになるかと思ったんですが・・・。まず815試合という数字に関しては自分でもよく出たなと思いますし、出るだけじゃなく結果も出し続けないといけないので、そう言った意味では自信を持っていいんじゃないかなって思います。怪我なくできたというのも大きな点ですしね。止まったからこそ、次に進む際に、自信持って良い数字なんじゃないかと思います。」

ー今年はシーズンを通して下位打線を任されることが多かったと思います。このご自身の打順についてどのような思いでしたか？

「僕、打順はどこでも良いんですよね。どこでも良いからとにかく試合に出たいし、逆に僕みたいなタイプが下位にいたほうが相手も嫌だと思うんですよね。若い時に上位は打たせてもらったんでね。」

ー下位打線を任される中で、打席に立つ際の考え方やバッティングについて今までと変えた部分というのはあるのでしょうか？

「全くないですね。常に自分のスタイルというのを出すことだけしか考えていないですね。」

ー今年は栗原選手や周東選手など、若手の台頭も目立ちました。若手の活躍を側で見ていてどのように感じましたか？

「やっぱり若い選手がどんどん勢いよく上がってきてもらわないといけないと思います。アマチュアと違ってプロ野球なので、自分の実力さえあれば出てこれる世界なので、そういった意味では、若手とベテランが力を合わせれば今年みたいに勝てるんじゃないかなって思っています。」

ーシーズン中、こういった若手の選手から何かアドバイスを求められる、あるいは自分からアドバイスをするといったことはありますか？

「特にそういったことはないですね。ただ、ベンチの雰囲気作りだとか、（若手が）野球をやりやすい環境を作ってあげたいなというのはありますね。昔みたいにやりにくい環境というか、周りを気にするのはいらないと思います。野球に集中するためには、やっぱりベンチでそういった環境を作ってあげたいですからね。なので、直接何か技術を教えるというよりかは、環境づくりを行っています。」

ー今シーズン飛躍を遂げた栗原選手や周東選手が来年以降さらにパワーアップするためにはどのようなことが必要でしょうか？

「必要なことというよりは、今年1年やってきたことを続ける難しさを知ってもらいたいですね。4,5年続けて一流。今年活躍できても来年活躍できる保証はないというのがプロ野球ですからね。逆に今年活躍したからといって、それを（他の選手が）奪ってやろうと思うのもプロ野球。常に死守するというのが、今年活躍できた選手がこの先やらなきゃいけないことですね。」

ー今年のオフはグアムではなく宮崎で自主トレ。例年と場所が違うことで、何か取り組む事にも違いは出てきそうですか？

「野球選手は体を鍛えることがまずメインになってくるので、例年通りできないのはキツイですが、今回（宮崎で）借りた場所が階段が300段あると聞きましたし、まずは体を鍛えるための自主トレをしたいと思っています。」

ーこのオフの自主トレのテーマを教えてください。

「リラックス！何事もリラックスをしてあまり考え過ぎずに物事に取り組むことですかね。」

ー来シーズンはプロ16年目。現時点で来季はどのようなテーマを持って取り組みたいですか？

「元気1本！！」