RIZIN榊原CEOの心中を考察―「選手はプロモーターのおもちゃじゃない」(前田日明)から見えてくるもの【YouTube登録者数は世界第7位のWWEと、4400億円で売却されたUFC】

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 UFCに関しては、モルガン・スタンレーが2021年の収益を8億8200万ドル(約900億円)と推計したともいわれ、もう日本の市場規模とは雲泥の差が開いてしまった現実がある。

 PRIDE時代には、例えば2003年に開催された「PRIDEグランプリ」(11月9日、東京ドーム)にUFCの推薦選手だったチャック・リデルが参戦。クイントン・『ランペイジ』・ジャクソンに敗れたが、UFC関係者は試合以上に、東京ドームの広さとド派手な演出を含めたPRIDEの勢いにど胆を抜かれていた。現在では完全に立場が逆転してしまった感は否めないどころか、いつの間にか追い抜かれて、遥か彼方を悠々自適に泳いでいるのが実情だろう。

 そして、これは今さら書き記すまでもないが、現在は全世界がコロナ禍にあって、誰もが不安と闘う毎日を強いられている。

 象徴的なのは、安倍晋三元総理が在任中に、「第三次世界大戦」とまで口にしたことだろう。それをそのまま受け取るとすれば、日本は今、戦時下にあることになる。

 そんな中でイベントを開催することがいかに苦行に近いか。記者はプロモーターになった経験がないので、見当違いのことを書いている可能性はないとも言い切れないが、それでも尋常でないほどの幾多の困難を乗り越えて、なんとかRIZINを開催している、というのが本当ではないだろうか。





[文:Show大谷泰顕]

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