7月の調整試合を正式決定! 井上尚弥戦が目前だった挑戦者グッドマンが異例決断 身勝手な態度で“挑戦権剥奪”の可能性
挑戦者側が絶対王者の申し出を断る異例とも言える事態に驚きは隠せない。ウォラウトとの調整試合を発表したグッドマンをサポートする豪興行大手『No Limit Boxing』は公式サイト上で「サム・グッドマンは注目の一戦でタイのKOアーティストと対戦し、そのうえで誰もが認める王者であるナオヤ・イノウエとの100万ドル(約1億5700万円)の賞金獲得のチャンスを賭ける」と記載。あくまで12月にチャンスが舞い込むという想定を綴っている。
もっとも、“モンスター”とのメガマッチが実現するかは不透明だ。
というのも、12月には、WBAの指名挑戦権を有する元WBA&IBF世界同級王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)も手ぐすねを引いて、井上との対戦に備えている状況。さらに言えば、王者側のオファーを拒否したグッドマンが指名挑戦権を剥奪される可能性すらある。
グッドマン陣営が自分たちの興行ペースを保とうとした末の判断と考えられる今回の決断。しかし、本人が「イノウエとの試合はアスリートとしてやりたい試合じゃないか?」とも豪語していただけに、急転直下での交渉決裂に違和感を覚えずにはいられない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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