「なんで過小評価する?」井上尚弥の階級上げに元世界王者たちが大激論! 2階級制覇戦士は「米国で稼ぐ選択肢もある」と異論
ただ、これにもブラッドリー氏は不満げだ。軽量級では異例と言われる莫大な収入を創出する現状をふまえ、「誰も彼が何者かを知らなかったようだ。だからこそ私はイノウエが階級を上げ、アメリカの市場に参入すべきだと思う。彼次第だがね」とキッパリ。
これにアルジェリ氏に「彼はアメリカでの名声に興味はないんじゃないか。イノウエは落ち着いた人間だし、なにより東京ドームに5万5000人の観客を動員している」と反論されても、40歳のレジェンドは「なんで自分を過小評価するんだ? アメリカに来て、さらに稼ぐという選択肢もあるはずだ」と意見。最後まで階級上げの重要性を訴え続けた。
おそらく井上がフェザー級に進むのはまだ先。そうした中で“ボクシングの本場”では、モンスターの進級に関する議論がさらに白熱していきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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