「意味が分からない」アラム氏の“無名発言”が物議 アフマダリエフ母国記者が嘆き!「イノウエの計画は関係ない」
昨年月にマーロン・タパレス(フィリピン)に敗れるまでWBA&IBFの2団体統一王者だったアフマダリエフを「無名の男」と言ってのけたアラム会長。かつてモハメド・アリ(米国)やマニー・パッキャオ(フィリピン)のプロモートを行ってきたレジェンドにしか言えない刺激的な言葉だ。
ただ、アマチュア時代にリオ・デ・ジャネイロ五輪に出場し、銅メダルを獲得した名手を軽んじるような発言は、アフマダリエフの母国で波紋を呼んでいる。
ウズベキスタンのスポーツサイト『Sports.uz』のジャロル・アクメドフ記者はXで「最速の統一世界王者であるアフマダリエフは『無名』と言われ、かたやイノウエはドヘニーと戦うことになる。意味が分からない」と投稿。さらに「彼は正当な挑戦者としてこのチャンスを得たんだ。イノウエがどういう計画を持っているかは関係がない。アフマダリエフは自分の道を進み、与えられた機会で番狂わせを狙おうとしている。なぜそれを良しとされないのか」と続けた。
井上側は事前に調整してきたドヘニー戦を優先する構えを見せている。このままいけば、9月のアフマダリエフ戦は完全消滅したと言えそうだが、果たしてどうなるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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