プロ野球FA戦線を検証!直近5年で最も選手を「獲得・流出」した球団は?

タグ: , , , , 2024/11/19

甲斐(写真)と大山の獲得を巨人が狙っているようだ(C)産経新聞社

 プロ野球のフリーエージェント宣言選手が11月14日に公示され、今年は9人の選手が権利を行使した。1シーズンで9人行使するのは2011年(12人)以来の規模感で、例年以上に人の流れが盛んになりそうだ。

 本稿では、昨年までの直近5年間におけるFA宣言選手の獲得・流出を検証。近年の傾向をつかみつつ、今オフの動向もまとめたい。

【関連記事】【巨人】FA戦線の主役へ 大山、甲斐のダブル獲りなるか 「勝算」と「キーマンの存在」

■直近5年のデータは?

 直近5年間におけるFA宣言選手の獲得・流出の数を出してみたところ、下記のような結果となった(NPB公式サイトを参照)。

左から獲得、流出、残留の数
ソフトバンク 4,2,0
日本ハム 2,1,0
ロッテ 2,2,2
楽天 1,2,1
オリックス 2,2,0
西武 0,3,6
――
巨人 2,0,0
阪神 0,0,2
DeNA 0,3,2
広島 0,1,0
ヤクルト 0,0,1
中日 0,1,0

 ざっくりとした傾向は、以下が挙げられる。
・全体的にパ球団の動きが盛ん。西武以外のパ5球団で獲得実績あり
・一方で西武は宣言残留のケースを多数作っている
・セ球団の獲得実績は巨人以外なし
・阪神は獲得/流出ともにゼロ。宣言残留のみ

 具体に言及すると、ソフトバンクの獲得数が最も多いのは想定内といえよう。2年前に近藤健介を日本ハムから、昨オフには山川穂高を西武から獲得。リーグ屈指の打者を加入させ、今季の4年ぶり優勝につなげた。

 近年ではオリックスと日本ハムの動きが目立つ。前者は森友哉と西川龍馬を加入させ、後者は奇しくもオリックスから伏見寅威と山﨑福也を獲得。FA隆盛期の頃には考えられなかったことが起きている。資金力の強さだけでなく、環境の良さを重視して移籍する選手が増えていることが背景として考えられるだろう。

 そのFA隆盛期で主役を演じていた巨人は、2020年オフに梶谷隆幸と井納翔一を獲得したのみ。ともに同リーグのDeNAから移籍したもので、パ球団からの移籍は18年の炭谷銀仁朗(西武)まで遡らなければならない。

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム