NPBでのピッチクロック導入は是か非か?球界OBが語る反対の理由「考える間を奪われる」
MLBで導入されたピッチクロックは、NPBでも採用されるのだろうか(C)Getty Images
MLBでは今シーズンからピッチクロックが導入された。ピッチクロックとは投手がボールを受けてから、ランナーがいない場合は15秒以内、ランナーがいる場合は20秒以内に投球モーションに入らなければいけないというもの。試合時間短縮を目的として導入された新ルールであるが、今後NPBでの導入も検討されていくという。
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とはいえ、ピッチクロック導入に否定的な見方をする野球解説者は珍しくない。現役時代に日本ハムで活躍した岩本勉氏は自身のYouTubeチャンネルで、NPBでのピッチクロック導入には反対の姿勢を示し、その理由を説明した。
まず「『どうやったら上手くいくだろうか』と考えるのが野球の面白さだと思う」と野球の面白さを話す中、「だから僕は今のところピッチクロックは大反対。考える間を奪われるから」とコメント。続けて、「日本で採用されるとプロ野球ファンは少なくなります。どうしてもやるのなら20秒と25秒」と口にして、「日本の野球文化、日本の日常文化は考えることが多い」「考えて考えて作戦を駆使して、その結果どうだろうか、これを楽しむのが日本の日常文化」と語った。
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