浮き彫りになった大谷翔平の“正当性” 関係者たちの「疑念」を払拭する水原一平被告の生々しい声真似動画
事件が明るみになった昨年3月、一部のメディアは大谷にも疑念を向けた。水原被告が食事や移動などの生活面もサポートする専属通訳という近しい存在であったこともあり、一般的に「巨額」と言えるだけの資金の行方を大谷が本当に知らなかったのかと見る球界関係者は少なくなかった。
しかし、今回の申立書内で水原被告は「彼の信頼を裏切ったことを心からお詫び申し上げます」と大谷の不正関与を否定する一文を添えている。これによって昨年3月から「彼(水原被告)がそういうことをしていたというのもまったく知りませんでした」と訴えてきた大谷への疑念は完全に晴れたとも言える。
実際、現地メディアでも大谷の主張の正しさがクローズアップされている。ドジャースの専門メディア『Dodgers Way』は「オオタニが自身のギャンブル依存症を隠すために、ミズハラをスケープゴートに仕立て上げているという憶測すらも驚くほど広まった」と回想。その上で、こう続けている。
「ミズハラがオオタニの声真似をする新しい音声動画は、一連の賭博調査に関するオオタニヘの疑念を完全に払拭するはずだ。いずれもあまりに奇妙だったが、オオタニが最初から事件を首謀していたとする根拠とするのは程遠いものばかりだ」
事件は確実に解決へと進んでいる。その中であらぬ疑いを持たれた大谷の信頼回復が進むことを願うばかりである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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