放出濃厚だった元阪神スアレスも残す! “打倒・ドジャース”へ計14人の有望株を失ったパドレスの本気度「恐ろしい存在に」
今夏のトレード期限までの放出が濃厚となっていたスアレスを出さなかったパドレス(C)Getty Images
真夏の名物ともなっているメジャーリーグのトレード期限最終日。毎年、多くの有力選手を巡る交渉が成立する同日において、今夏は“打倒・ドジャース”を目論む名門が動いた。
現地時間7月31日、パドレスは矢継ぎ早に大型補強を展開。期限を目前にした駆け込みで、放出選手を含めれば、計22人が動く契約を成功させた。
ただ、やみくもに動いたわけではない。敢行したのは、まさに敢適材適所の補強である。
最も目立つのは、MLB全体のトッププロスペクトランキング3位のレオ・デ・ブリーズを見返りに、アスレチックスから獲得した剛腕守護神メイソン・ミラー(←アスレチックス)。最速167キロを誇る“死神”は、将来的な先発再配置を見込んでもいる。
さらにパドレスは課題だった外野手(主に左翼手)と捕手のテコ入れも成功。ロイヤルズから捕手のフレディ・フェルミン、オリオールズから強肩自慢のラモン・ロウレアーノと強打のライアン・オハーンをそれぞれ獲得し、戦力の底上げをしている。
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