「恥ずべきだ」セーヌ川の汚染問題で“不都合な数字”が明るみに! 危険性に海外紙は怒り「馬鹿げた秘密文化がある」【パリ五輪】

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トライアスロンなどの競技が実施されているセーヌ川。(C)Getty Images

 パリ五輪の“象徴”とも言える舞台に対する議論は尽きない。トライアスロンやオープンウォーター(10キロレース)が行われたセーヌ川だ。

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 開幕前から問題は噴出していた。フランス政府が総額14億ユーロ(約2400億円)という大規模な予算を投じて水質改善を図ってきたセーヌ川だが、大腸菌などの細菌濃度が高く、識者や各競技関係者たちから汚染状態への不安が相次いだ。

 開幕式から続いた雨天の影響もあり、トライアスロンやオープンウォーターの公式練習のほか、男子トライアスロンが延期に。それでも大会組織委員会は水質が国際トライアスロン連盟の設ける基準値を下回ったとして競技を強行的に実施した。

 だが、やはり「良くない匂いを嗅いだし、あまり考えたり感じたりするべきではないものも見た」(ベルギー女子代表のヨリアン・フェルメイレン談)という実際に泳いだ選手の証言にあるように、セーヌ川のコンディションは芳しくなかった。

 問題を世間に晒すリポートが物議を醸している。現地時間8月8日にフランスの調査ウェブサイト『Mediapart』は、セーヌ川の水質が競技実施に適していたのは、開幕から8月5日の間で、わずか2日間のみだったと伝えた。

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