性別騒動の台湾ボクサーに“Xポーズ”「なぜこんなことをしたのか」敗者の行為に会場は騒然【パリ五輪事件簿】

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 五輪で繰り返された侮辱的とも受け取られる行為は海外メディアも注目した。米紙『New York Post』は「リン・ユーチンの勝利の瞬間を台無しにした」と指摘し、英紙『Daily Mail』も「ユルドゥズカフラマンは先にリングロープを広げ、ユーティンに敬意を表しているように見えた。なぜこんなことをしたのか」と、Xポーズを断じていた。

 一方、リン・ユーチンは、台湾のニュースサイト『Focus Taiwan』などで「彼女は敬意を持って結果を受け入れていたと信じている。そうじゃなきゃ、あそこでロープに座ろうとしない」とコメント。さらに「彼女は素晴らしい試合を見せてくれた」と振り返り、相手の侮辱行為については意に介さなかった。

 そんなメンタルの強さも発揮し、リン・ユーチンは決勝でポーランドのユリア・シェレメタを5-0の判定勝ちで破り、ボクシング競技で男女通じて初の金メダルを台湾にもたらした。セレモニーで感極まったメダリストは、「トップアスリートとして、試合に集中し続けることが極めて重要だったんです。対戦相手が誰なのか、そして次の試合に向けてどのように準備すればよいのか。それを考えるだけで私は精一杯でした」(台湾メディア『Focus』より)と極度のプレッシャーの中で戦った苦しい胸の内を打ち明けていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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