日本人投手を狙うフィリーズの“本気度” 国際スカウト再構築で見据える新戦略「チーム変革する手段の一つ」
ドジャースに敗れて今季を終えたフィリーズ。日本人獲得で再び頂点を狙うか(C)Getty Images
ナ・リーグ地区シリーズでドジャースに敗れたフィリーズが来季以降の巻き返しを期すべく、ふたたび日本球界からの選手獲得に力を注ぐようだ。
球団専門サイト『PHILLIES TBOH』が現地時間10月21日、NPBからの補強について論じるトピックを配信した。
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今季、フィリーズには開幕前に阪神から青柳晃洋がマイナー契約で加入し、新天地で奮闘を続けメジャーの舞台を目指しながらも、7月に退団。だが、加入当時はフィリーズにとって、久々の日本選手の獲得であることから大きな話題となった。
同メディアは、「2021年以降、フィリーズは国際スカウト網の拡大に力を入れてきた。他の球団に遅れを取っているとの批判を受け、強化が急務とされていたためだ」として、その背景を説いており、その上で、「アオヤギの獲得は成功には至らなかったものの、フィリーズが再構築を進めている国際スカウト体制の第一歩となった」などと評価する。
さらに、市場を広げる一連の動きに対して、「チームのアシスタントGMホルヘ・ベランディアが指揮するこの取り組みでは、国際スカウトディレクターのデリック・チャンとともに、フィリーズは海外を含めたスカウティング網の拡充に取り組んでいる」と説明。
加えて同メディアは、メジャーの第一線で活躍する選手名を並べ、「フィリーズは日本の投手の才能を発掘し、ユウ・ダルビッシュやヨシノブ・ヤマモトのような存在を見つけることを目指している」と主張しながら、「ナショナルリーグ地区シリーズで再び敗北を喫したフィリーズにとって、チームを変革する手段の一つとして、国際的な才能の育成や投資は重要な選択肢となるかもしれない」と見通している。






