「状況は一転した」角田裕毅、レッドブル昇格は秒読みか “マックス仕様”のマシンに苦戦を予想も「ツノダが断ることは考えにくい」
だが一方では、「それでも、ツノダがこの昇格のチャンスを断ることは考えにくい。ここ2シーズンのファエンツァ拠点のチームで、彼は安定した好成績を収めてきた」として、トップチーム入りに相応しい実績であると主張する。その上で、同メディアは、「レッドブルで同様のパフォーマンスを再現するのは全く別次元の課題となる。現状では、これは彼のF1キャリアにおいて極めて重要な岐路となるかもしれない」などと見通している。
加えて、昇格決定後についても、「たとえツノダが自身の実力を証明できたとしても、レッドブルの独特なマシン特性に慣れるには時間が必要だ」として、苦戦を予想する。だが同メディアは、「それでも、今季限りでホンダがチームを去ることを考えれば、ツノダとって2026年以降のレッドブルシートを維持するチャンスは限られている」として、今後のキャリアを繋ぐためにもこの機会を生かすべきと論じている。
昨季中盤以降からの低迷が現在も続いている印象のレッドブルだが、鈴鹿で角田の昇格となれば期待が膨らむことは間違いない。シーズン序盤から注目を集めている日本人ドライバーの去就は、どのような着地点を迎えるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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