戦力外になった野球選手はTBS「戦力外通告」に出演するべきか?

タグ: , 2019/9/9

 9月になりました。プロ野球界にとって秋は出会いと別れの季節です。今年も10月17日にはドラフト会議が行われ、球界の明日を担う金の卵たちがプロ野球の門を叩きます。しかし、入団する逸材とほぼ同数の選手たちには「戦力外通告」が言い渡されるのです。

 「戦力外通告」-。

 この五文字には人間の喜怒哀楽が全て詰まっています。熱心なファンにとっては、同時代をともに生きた「伴走者」を失う寂しさに襲われることでしょう。

 意地悪な言い方をすれば、これほど大きな関心を集め、好視聴率を叩き出すのは「高級外車を乗り回して奥さんも美人でチヤホヤされてきたプロ野球選手が、その恵まれた地位を失い、『無職』になるサマを年末に家族でミカンを食いながら見ることで『やっぱり平凡が一番ね』と再認識できる」ところにあるのかもしれません。

失意のどん底の時にカメラが…


 さあ、秋本番。戦力外が通告された選手には、テレビ局から出演のオファーが来ます。甲子園のスターや、一軍でも輝きを見せた男、さらには奥さんが美人、子だくさんであればあるほど、番組の価値は増すことになります。

 オファーを受けると、番組スタッフが当該選手に密着取材を敢行します。このテレビマンの奮闘ぶりは、報道人として高い評価を受けて然るべきでしょう。赤の他人の家に上がり込んで、睡眠以外のほぼ全ての時間、カメラを回し続けるのです。いつ球界関係者から電話がかかってくるか、予測不可能です。さらには夫婦間の何気ない会話、ふいに放たれた子供たちの一言など、どこに「いい画」が飛び出すかは分からないからです。

 しかし、想像して下さい。いくら十代の頃から注目を集めてきたプロ野球選手とはいえ、球団からクビを宣告されて失意のどん底の時に、唯一気の休まる場でもある家庭内にずっとカメラを回している人がいる-。かなりタフな日々が続くことは間違いないでしょう。

 それでも、これだけは言えます。

 「クビになった選手は迷ったら断固、『戦力外通告』には出演すべきである」と。

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